http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081111-OYT1T00028.htm?from=navr
(読売)

食品加工会社「キャセイ食品」(東京都中央区)が冷凍野菜の産地を偽装していたとされる問題で、同社側が従業員にも偽装を隠す目的で協力会社2社に対し中国産の冷凍野菜を自社の長崎工場(長崎県南島原市)に搬入する際、国産などと表示された別の箱に詰め替えるよう依頼していたことが分かった。

 農林水産省などでは、この2社にも、週内にも日本農林規格(JAS)法に基づき改善を指示する方向で検討している。

 関係者によると、2社は福岡県柳川市の食品加工会社と長崎県佐世保市の野菜卸会社。キャセイ食品は「野菜の事前の処理を委託する」としながら、実際には2社に中国産の冷凍野菜の調達を依頼。2社は依頼されるまま、工場内などで中国から輸入した冷凍野菜を「九州産」などと表示された箱に詰め替え、キャセイ食品長崎工場に納入していたという。

 また、同社の本社は、遅くとも数年前には同工場で偽装が行われていたとの情報を得ていた可能性があることも判明。出荷量が増えても安定供給していることに不審を抱いたことがきっかけで、偽装に気づいた後も黙認していたという。

 同社の阿部俊八社長は10日、報道陣に「(農水省の調査が始まった)今年9月に工場から偽装を打ち明けられた」と説明していた。

 この問題で、同社から11種類の商品を調達していた「マルハニチロ食品」(東京都千代田区)は10日午後、「キャセイ食品が一部商品の産地の偽装を認めた」として、商品の自主回収や返金などの措置を取ることを決めた。主に生活協同組合などを通じて販売されていたという。



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