(朝日)
◇停職・減給・文書注意
県は12日、奨学金の事務処理で不正を行っていた職員や税滞納の差し押さえ品を紛失するなどした職員とその上司ら計23人を、同日付で停職〜文書注意の処分にしたと発表した。一部の職員についてはポストの異動も行った。
◇奨学金で不正処理
県出身の大学生らに資金を貸す「本多静六博士奨学金」を担当していた前森づくり課の女性職員(41)=4月からこども安全課=が不正な事務処理を繰り返したとして、停職6カ月の懲戒処分にし、この問題で農林部長ら15人が減給や戒告、訓告の処分を受けた。また、3月までの森づくり課長(59)=4月から秩父農林振興センター所長=を農林部参事に異動させた。
県によると、女性職員は04年度〜07年度に、奨学生に返還を求める通知書を送らなかったり、奨学金の管理簿に課長印を勝手に押したりした。
県の調査では、奨学金の返還を求める通知書をつくらなかったり、送らなかったりしたケースは340件近くあったが、女性職員は「そんなに多くない」などと一部は否定しているという。
◇差し押さえ品紛失
また自動車税などの滞納者から差し押さえた木製の二つの仮面を紛失したうえ、類似品を買ってきて紛失をごまかそうとした前大宮県税事務所副所長(54)=4月から春日部県税事務所副所長=と、紛失ごまかしに関与した税務課長(54)が減給10分の1(3カ月)の懲戒処分。大宮県税事務所長ら5人が訓告や文書注意の処分を受け、税務課長は同日付で総務部副参事に異動した。
県によると、仮面は2月に差し押さえて大宮県税事務所内で保管していたが、5月に職員が紛失に気づいた。差し押さえの責任者だった副所長は、紛失をごまかすため横浜市内の雑貨店で似た仮面を買い、同事務所内で見つかったことにしようとしたという。
しかし発見の経緯を不思議に思った税務課が副所長を追及。困った副所長に友人だった前税務課長が、「自宅に持ち帰って忘れたことにしたら」と持ちかけたという。
紛失した仮面は二つとも「数千円ほど」と県はみているが、現在もみつかっていない。
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